Security Digest

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セキュリティ・脆弱性の最新ニュース(2026-10-15)

メールゲートウェイ、ファイアウォール、VPN、WAFなど、境界に置く機器で悪用中の脆弱性が一度に公表された。Cisco、Palo Alto Networks、Ivanti、国産WAFのSiteGuardが該当し、EC-CUBEのプラグインとNextcloudの任意アプリも攻撃に使われている。マイクロソフトの月例更新は過去最多の1,413件を修正した。国内ではバイトルからのメールアドレス漏えいや、産婦人科向けシステムのサービス停止が続いた。

Cisco Secure Email Gatewayに悪用中の重大な脆弱性、細工した添付ファイルでroot権限のコマンド実行のおそれ

必読脆弱性/CVEThe Hacker News · Cisco Warns of Active Attacks Exploiting New Critical Secure Email Gateway Vulnerability

Ciscoは、Cisco Secure Email Gatewayの重大な脆弱性が攻撃に悪用されていると公表し、修正を出した。ログインしていない送信者でも、細工した添付ファイル付きメールをゲートウェイに通すだけで、アプライアンスのOSにファイルを書き込める。成功すればrootでコマンドを実行される可能性がある。前月にも悪用済みの脆弱性が公表されているが、今回は別の欠陥だ。導入している組織は、2か月続けて修正を当てる必要がある。

PAN-OSのRCEゼロデイ CVE-2026-0322、ファイアウォールを狙う攻撃で悪用

必読脆弱性/CVEBleepingComputer · Palo Alto Networks warns of PAN-OS RCE flaw exploited in attacks

Palo Alto Networksは、深刻度「高」のリモートコード実行の脆弱性CVE-2026-0322を修正するアップデートを公開した。ファイアウォールを狙う攻撃で、すでにゼロデイとして悪用されていた。PAN-OS搭載機器を運用している場合は、自社のバージョンが対象かをアドバイザリで確認する必要がある。

Ivanti Connect Secureの認証回避 CVE-2026-104935、CISAが直ちに更新するよう要請

必読脆弱性/CVEThe Hacker News · CISA Urges Immediate Ivanti Connect Secure Updates as Honeypots Log 105 Exploit Attempts

Ivanti Connect Secureの認証回避の脆弱性CVE-2026-104935(CVSS 8.6)が、少なくとも10月1日からゼロデイとして悪用されている。米CISAは最新版へ直ちに更新するよう呼びかけた。ハニーポットでは105件の悪用の試みが記録されている。リモートアクセスの入口に使われる製品のため、パッチ適用が遅れると攻撃を受け続けることになる。

マイクロソフト10月月例更新、過去最多の1,413件を修正 Windows Shellの脆弱性は悪用を確認

必読パッチ/アップデートThe Hacker News · Microsoft Patches Record 1,413 Flaws, Including Exploited Windows Shell Bug

マイクロソフトは10月の月例更新で1,413件の脆弱性を修正し、Patch Tuesdayの過去最多を更新した。うちWindows Shellの脆弱性1件は、すでに悪用されている。修正の内訳はWindowsが1,102件、Officeが134件、SharePoint Serverが36件、SQL Serverが22件。JPCERT/CCとIPAも注意喚起を出しており、サーバー製品を含めた計画的な適用が必要になる。

国産WAF「SiteGuard Server Edition」にOSコマンドインジェクション CVE-2026-106931、悪用を確認

必読脆弱性/CVEJPCERT/CC · 注意喚起: SiteGuard Server EditionにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2026-106931)に関する注意喚起 (公開)

EGセキュアソリューションズが提供する「SiteGuard Server Edition」に、OSコマンドインジェクションの脆弱性CVE-2026-106931が見つかった。すでに悪用されており、JPCERT/CCが注意喚起を出した。ウェブサイトを守るために置いたWAFが攻撃の入口になりうる。国内で導入している場合は、ベンダの公表内容に沿って対処状況を確認してほしい。

EC-CUBE4系の公式「AmazonPayプラグイン」に脆弱性、すでに悪用も

必読脆弱性/CVESecurity NEXT · 「EC-CUBE」の公式決済プラグインに緊急脆弱性 - すでに悪用も

EC-CUBE4系用の公式決済プラグイン「AmazonPayプラグイン」に、不変と想定しているWebパラメータを外部から操作できる脆弱性があることがわかった。悪用した攻撃が確認されており、早急な対策が呼びかけられている。決済まわりのプラグインなので、このプラグインを入れているECサイトの運営者は優先して対応する必要がある。

Nextcloudの任意アプリ「Collabora Online - Built-in CODE Server」の欠陥でWebシェル設置

必読攻撃・インシデントThe Hacker News · Hackers Backdoor Nextcloud Servers Through Critical Flaw in Collabora’s Built-in CODE App

Nextcloudの任意アプリ「Collabora Online - Built-in CODE Server」の重大な欠陥が悪用され、Nextcloudサーバーに複数のWebシェルが置かれた。3人の管理者がGitHubで被害を報告しており、最初の攻撃は9月10日に記録されている。Webシェルが置かれると、Webサーバーのアカウント権限で任意のコマンドを実行される。自前でNextcloudを運用している場合は、まずこのアプリを入れているかを確認したい。

「バイトル」「バイトルNEXT」に不正アクセス、最大3,885,771件のメールアドレスが漏えい

注目攻撃・インシデントScanNetSecurity · 「バイトル」「バイトルNEXT」に不正アクセス、最大3,885,771件のメールアドレスが漏えい

求人サービス「バイトル」と「バイトルNEXT」が不正アクセスを受け、最大3,885,771件のメールアドレスが漏えいした。漏れたアドレスは、フィッシングなどの標的リストとして使われるおそれがある。利用者や、従業員が登録している企業は、サービスをかたる不審なメールに注意が必要だ。

メドレーの産婦人科向けシステム「アットリンク」で不正アクセスの可能性、アプリとWEB予約を一時停止

注目攻撃・インシデントpiyolog · 産婦人科向けシステム「アットリンク」への不正アクセスの可能性についてまとめてみた

メドレーは10月11日、産婦人科向けシステム「アットリンク」で第三者による不正アクセスの可能性を確認した。10月15日0時から、アプリやWEB予約サイトなどの提供を一時的に止めている。個人情報への影響があったかどうかは、外部の専門機関と調査中だ。同社は、メドレーやアットリンクを名乗る不審なメール、SMS、電話にも注意するよう案内している。

Fortinetがアドバイザリ11件を公開、「FortiSandbox」「FortiSIEM」はクリティカル

注目脆弱性/CVESecurity NEXT · Fortinet、アドバイザリ11件を公開 - 「FortiSandbox」「FortiSIEM」にクリティカル

Fortinetは、複数の製品について11件のセキュリティアドバイザリを公開した。このうち「FortiSandbox」と「FortiSIEM」の脆弱性は、重要度が「クリティカル」とされている。どちらも監視・解析の中核を担う製品で、脆弱性の影響が組織全体の検知体制に及ぶおそれがある。導入している組織は各アドバイザリを確認してほしい。

Linuxカーネルvhostの脆弱性「Vghost」CVE-2026-74580、ローカルでroot昇格やゲストからホストへの侵害も

注目脆弱性/CVEThe Hacker News · AI-Found Linux Kernel Flaw Gives Local Users Root, and Can Break a Guest Out to the Host

Linuxのvhostサブシステムに、ローカルユーザーがカーネルメモリを自由に読み書きしてroot権限を得られる脆弱性CVE-2026-74580(通称Vghost)が見つかった。影響は約10年分のカーネルバージョンに及ぶ。特定の仮想化構成では、信頼できない仮想マシンからホストのメモリへの書き込みも可能になる。発見したのはTencent Zhuque Lab。マルチテナントの仮想化基盤を運用している場合、影響は特に大きい。

「HAProxy Data Plane API」に認証バイパスの深刻な脆弱性

注目脆弱性/CVESecurity NEXT · 「HAProxy Data Plane API」に認証バイパスの深刻な脆弱性

負荷分散ソフトウェア「HAProxy」の設定を管理するAPI「HAProxy Data Plane API」に、認証を回避できる深刻な脆弱性があることがわかった。このAPIはプロキシの設定を変更できるため、認証を抜けられると通信経路の制御に関わる。Data Plane APIを有効にしている環境では、修正情報の確認が必要になる。